日々の便り

2024年02月24日

七十二候「霞始靆」。甘酸っぱい春の味「いちご」

七十二候では今日から「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」になります。春霞がたなびき始める頃という意味です。都会では春霞といってもピンとこないかもしれませんが、朝方や昼間に遠い山などを眺めると、景色がぼやけて見えることがありますね。ただし、時間によって表現が変わるのも日本語の面白いところ。霞は昼間に限定され、夜は朧(おぼろ)を用います。春の夜空にぼやけたように浮かぶのは朧月(おぼろづき)となります。
これらの違いは何なのでしょう。気になる方はこちらをご覧ください。
【暮らしの中の歳時記】霧、靄、霞の違い

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冬から春にかけては、いちごのおいしい季節です。ショートケーキやいちごジャムなど、1年中親しまれているいちごですが、この時期は、店頭にさまざまな種類のいちごが並び、いちご狩りなども楽しめます。いちごは世界中で食べられていますが、いちごを加工しないでそのまま食べている量は、日本が世界一なのだとか。「いちごは野菜か果物か」問題や、おいしいいちごの選び方、食べ方など、みんなが大好きないちごの豆知識をご紹介します。
【旬の味覚と行事食】 春/いちご

また、今年はうるう年で、2月29日まであります。地球の公転と太陽暦とのずれを補正するため、4年に1回(正しくは400年に97回)、1年が366日になり、2月に1日増えます。2月29日生まれの人も、法的には「加齢する時刻は誕生日前日の24時」とされているので、毎年、年をとることに変わりませんが、4年ぶりの本当の誕生日。楽しい1日になるといいですね。


【季節のめぐりと暦】七十二候
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