日々の便り

2023年09月18日

七十二候「玄鳥去」。健康寿命を延ばして迎えたい「敬老の日」

七十二候では、9月18日から「玄鳥去(つばめさる)」になり、ツバメが子育てを終え、南へ帰っていく頃です。
ツバメは民家の軒先などに巣を作るので、親鳥がせっせとヒナにエサを運ぶ姿もよく見られます。ツバメは田畑の害虫を食べてくれる益鳥として昔から親しまれてきましたが、最近は耕作地の減少や、巣作りに適した家屋の減少などで数が減っているそう。また、人間だけでなく、動植物にも影響を及ぼしていると思われる異常に暑い夏を、ツバメたちはどう過ごしたのでしょうか。少し心配ですが、来春も元気な姿がたくさん見られるといいですね。

そして9月の第3月曜日は「敬老の日」。長年社会のために働いてきたお年寄りを敬い、長寿を祝う国民の祝日です。人生の大先輩に、労りや感謝の気持ちを伝えたいですね。
今や日本は世界屈指の長寿国ですが、長生きすればよいというものではなく「健康で長生き」であることが重要視されています。そこで注目されているのが、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を示す「健康寿命」です。
・日本の「平均寿命」は、男性は81.05歳、女性は87.09歳(出典:厚生労働省・令和4年簡易生命表)
・日本の「健康寿命」は、男性は72.68歳、女性は75.38歳(出典:内閣府・2022年版「高齢社会白書」)
「平均寿命」と「健康寿命」は、男女とも世界1位です(出典:WHO世界保健統計2022年版)。平均寿命と健康寿命の差は単純計算ですが、男性8.37年、女性11.71年となり、この差が小さいほど、元気でいられたということ。元気に自立した生活を続けていくために、健康維持に努めることが大切ですね。

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【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしを彩る年中行事】敬老の日

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