2月3日は雑節の一つ「節分」です。本来は立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日が「節分」で年に4回ありますが、旧暦では春から新しい年がはじまったため、立春の前日の節分は大晦日のようなもの。というわけで、節分といえば立春の前日をさすようになりました。
節分といえば「豆まき」。豆まきには、新しい年を迎えるために、邪気払いをするという意味があります。邪気の象徴が鬼です。豆まきで使われる豆は、五穀の中でも最も大きく、邪気を払う力が宿るといわれる大豆です。豆が「魔滅」、豆を煎ることで「魔(の)目を射る」ことに通じるため、煎った大豆を使い、これを「福豆」といいます。
最近は「恵方巻」も人気です。もともとは大阪発祥ですが、今では全国区。七福神にちなんで7種類の具材を巻いて「福を巻き込む」、切らないで丸かじりして「縁を切らない」「運を逃がさない」、そしてその年の福をつかさどる年神様がいらっしゃるという恵方を向いて食べることで「無病息災や商売繁盛」をもたらすとされる縁起の良い太巻きです。ちなみに今年は「南南東やや南」が恵方で、そちらを向いて食べると良いそうです。
そして2月4日は二十四節気の最初の節気「立春(りっしゅん)」です。立春から立夏の前日(2026年は5月4日)までが暦の上の春になります。
旧暦では立春近くに正月がめぐってきたこと、二十四節気は立春からはじまることから、春が新年の象徴で、立春は1年のスタートの時。寒い時期の正月に「迎春」「新春」などのことばが使われるのはそのためです。「八十八夜」「二百十日」などの雑節も、立春が起点になっています。
また、七十二候も最初に戻って、第一候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」になります。春から夏にかけて吹く東寄りの風を「東風(こち)」といいます。東風が吹くと寒さが緩むので、厚い氷を解かしはじめる頃という意味です。
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【季節のめぐりと暦】雑節/節分
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【季節のめぐりと暦】七十二候
2026年02月03日

