日々の便り

2017年11月06日

二十四節気「立冬」。温かい鍋料理がおいしい季節

11月7日は「立冬」。二十四節気のひとつで、暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。木枯らしが吹きはじめ、冬の気配が感じられる頃です。木枯らしとは、西高東低の気圧配置になってから吹く北寄りの風速8メートル以上の風のこと。東京地方と近畿地方だけで観測されています。今年は台風一過の10月30日に、東京地方と近畿地方ともに木枯らし1号が吹いたと発表されました。木枯らし1号が吹く時期としては例年並みで早くも遅くもないそうですが、台風から一転して冬の気候になり、北日本では雪の便りも聞かれます。体調管理にはくれぐれも注意したいものです。

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また、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」になります。「つばき」と読んでいますが、ツバキ科ツバキ属の山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃という意味です。昔から山茶花は椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花で、童謡「たき火」にも出てくる花です。この歌の中でも北風が「ぴーぷー」吹いていて寒そうですね。たき火に手をかざしてホッとする子供たちの顔が浮かんでくるようです。

日に日に寒くなり、鍋物がおいしい季節になります。11月7日は「1(い)・1(い)・7(なべ)」のゴロ合わせから「鍋の日」だそうです。鍋というと大勢で囲むイメージでしたが、最近は1人用の鍋もあって自分好みの鍋を手軽に楽しむ人も増えているようです。からだの中から温まって、寒さに負けないようにしましょう!

【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【四季と行事食】鍋物と鍋奉行
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_fuyu/nabe-bugyo/

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