日々の便り

2017年12月20日

不老長寿を願う薬酒「屠蘇」のいただき方は?

元日の朝、家族揃って新年のあいさつを済ませたら、まずいただくのがお屠蘇。
御神酒(おみき)と同じ清酒のように思われがちですが、漢方薬を浸した薬酒で、家族の健康を願う気持ちが込められています。
中国から伝わり、平安時代の宮中儀式として取り入れられ、江戸時代に庶民の間に広がりました。

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この時期になると、お屠蘇を作るための漢方薬が、「屠蘇散」「屠蘇延命散」として薬局やスーパーなどで販売されています。中身は山椒(さんしょう)や桔梗(ききょう)、肉桂(にっけい)、蜜柑の皮などを調合したもの。ティーパックになっている場合が多いので、これを大晦日に日本酒かみりんに浸し、元旦に引きあげればできあがりです。日本酒に浸すとスッキリ味、みりんに浸すと甘くなるので、お好みでどうぞ。

お屠蘇のいただき方ですが、本来は屠蘇器と大・中・小三つ重ねの盃でいただきます。なければ手持ちの酒器でもかまいません。そして意外と知られていないのが、お屠蘇はお酒と違って乾杯して飲むものではないということ。実は年の順に飲むというしきたりがあり、若い人から年長者へと順番に盃をすすめていくのですが、それはなぜでしょう?答えは「暮らし歳時記」のサイトでチェックしてみてくださいね!

【暮らしを彩る年中行事】お正月
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【暮らしを彩る年中行事】お屠蘇
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