日々の便り

2019年11月21日

二十四節気「小雪」。新米をおいしくいただく和食の幸せ

11月22日は、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」。「小雪」は、冬とはいえ、まだ雪はさほど多くないという意味で、木々の葉が落ち、山には初雪が舞い始める頃です。
また、七十二候では「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」になります。「虹蔵不見」は、冬の日差しが弱まって虹が見られなくなる頃だということ。「虹蔵不見」の「蔵」には潜むという意味があります。太平洋側の地域では、日差しのせいだけでなく、空気もカラカラに乾燥するため、虹が見られなくなってしまうそうです。

そして、11月23日は「勤労感謝の日」。1948年(昭和23年)に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として祝日に制定されました。
もともとは神様に新穀を供えて感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」の日で、人が新米を食べるのは、神様にお供えしてからだったそうです。「新嘗祭」は宮中祭事の中でも最も重要なものとされており、令和元年である今年は、11月14日から15日にかけ、新天皇が一代に一度行われる大嘗祭(だいじょうさい)に臨まれました。
宮中だけでなく、新穀を神様に捧げることは広く行われており、各地に残る農耕儀礼にもそのなごりが見られます。代表的なものに、能登半島の「アエノコト」や東日本の「十日夜」などがあり、「食」を重要視する日本の文化を感じます。

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また、11月24日は「11(いい)月24(日本食)日」という意味で「和食の日」です。海・山・里の豊かな食の幸を素材の持ち味を生かしていただく和食。その大きな特徴のひとつは「だし」によるうまみにあります。おいしい新米を、だしの効いたお味噌汁や煮物をおかずにいただく‥‥‥。「日本人に生まれて良かったなぁ」と感じてしまいます。
おいしいごはんの炊き方、だしのとり方などをご紹介します。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
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【季節のめぐりと暦】七十二候
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【季節の行事】勤労感謝と「新嘗祭」
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【食の歳時記・旬の味】新米
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【食の歳時記・旬の味】土鍋ごはん
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【食の歳時記・旬の味】だしの話
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