日々の便り

2023年01月20日

寒さ厳しい「大寒」。雪の下から「蕗の薹」が顔を出す頃

1月20日は大寒。冷え込みも厳しく、最も寒い頃です。
大寒は二十四節気の最後の節気で、ここを乗り切れば春ももうすぐです。

昔は1月20日を「二十日正月」といい、正月の祝い納めをする日で、鏡開きも20日に行っていました。徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日に鏡開きをするようになったといわれています。関西地方では、正月用の鰤の骨や頭など、残った部分を酒粕や大豆、野菜などと煮て食べることから「骨正月」ともいわれていました。そのほかの地域でも、正月料理や餅を食べつくす風習が残っています。

また、「寒稽古」や「寒中水泳」が行われるのも大寒の今頃で、寒さに耐え、精神を鍛えるという日本人ならではの精神修養です。
寒さが骨身にしみるなか、この寒気を利用して、凍り豆腐や寒天、酒、みそ、醤油などの仕込みも行われます。一年で最も気温が低く雑菌が繁殖しにくいこの時期の水は「寒の水」と呼ばれ、酒や醤油の「寒仕込み」に使われてきました。暮らしの知恵ですね。
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七十二候では「款冬華(ふきのはなさく)」になります。雪の下から蕗の薹(ふきのとう)が顔を出す頃です。香りが強くほろ苦い蕗の薹は、早春の味。日本原産の野菜で、天ぷらにしたり、刻んでみそとあえて蕗みそにしたりするとおいしいですね。ほろ苦さが春の訪れを感じさせてくれます。


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