10月13日からは七十二候の「菊花開(きくのはなひらく)」。菊の花が咲きはじめる頃です。旧暦では重陽の節供を迎える頃で、菊で長寿を祈願しました。
菊は、桜と並んで日本を代表する花です。平安時代に薬草として中国から伝来し、日本で観賞用に改良が重ねられ、発展したのが「和菊」です。宮中など上流階級で愛好されていましたが、江戸時代には庶民の間にも普及し、観賞用として様々な品種が生まれました。「仏花」のイメージが強いせいか地味な印象ですが、愛好家も多く、菊の展示会も各地で開催されています。一株から何百もの花を一斉に咲かせたり、1輪を残してつぼみをすべて摘み取り見事な大輪を咲かせたりと、その高度な栽培技術には驚くばかりです。
また、10月の第2月曜日は「スポーツの日」。「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」という祝日です。もとは「体育の日」でしたが、2020年に開催予定だった東京五輪を機に、体育の代わりに世界的に広く使われている「スポーツ」という言葉を使い、「スポーツの日」となりました。
さて、新米の出回る季節です。新米を炊いて味わいましょう。おいしそうに炊けたごはんのことを「銀シャリ」といいます。シャリは寿司用語でごはんのこと。「銀」がつくことでぴかぴかと艶よく炊き上がった白いごはんが目に浮かびますね。「銀シャリ」とはなんともうまい表現です。
炊飯器を使ったおいしいごはんの炊き方と、土鍋を使って炊く方法をご紹介しています。
ぜひ、ご覧くださいね。
【旬の味覚と行事食】秋/新米
【旬の味覚と行事食】秋/土鍋ごはん
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【暮らしまつり・遊び】秋/菊づくし
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2025年10月13日