日々の便り

2026年01月02日

一年を占う「初夢」。抱負をしたためたい「書き初め」

新年を迎えて、「今年はどんな一年になるかしら」と気になりますね。昔の人は「初夢」にその年の運勢が表れるとして、夢の内容で新年の運勢を占いました。
初夢は元日、または2日の夜に見る夢で、吉夢として有名なのが「一富士、二鷹、三茄子」。
高くて美しい富士山は高い目標や理想をかなえ、立身出世を象徴。裾広がりも縁起が良いとされます。鷹は、高く強く羽ばたき大空を舞うので、開運につながります。茄子は財を成す、子を成すなど、事を「成す」ことに通じて縁起が良いとされました。

また、七福神が乗った宝船の夢も吉夢とされ、良い初夢を見るために、七福神を乗せた宝船の絵を枕の下に敷き、回文を唱える風習もあります。
現代人にとって昔の吉夢はちょっとピンとこないかもしれませんね。おめでたい内容であればどのような夢でも吉夢と考えて良いかもしれませんし、目覚めが爽やかであればそれが一番かもしれません。

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また、2日に行われることが多いのが「書き初め」です。毛筆で年の抱負・目標や、年の初めに相応しい言葉などを書き、この1年が良い年になるようにと願います。
「吉書(きっしょ)」「試筆(ためしふで)」「初硯」「筆初め」などともいわれ、もともとは元旦に汲んだ「若水」で墨をすり、恵方に向かっておめでたい言葉や詩歌を毛筆で書いたことに由来します。
書き初めが2日に行われることが多いのは、正月2日は事始めの日とされ、書き初めもこのしきたりにならっているからです。
書いた書き初めは、1月15日の左義長(どんど焼き、とんど)の火で燃やします。その炎が高く上がるほど、文字が上達するといわれています。

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【暮らしを彩る年中行事】お正月の風物/書き初め
【暮らしを彩る年中行事】お正月の風物/七福神

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