10月13日からは七十二候の「菊花開(きくのはなひらく)」。
菊の花が咲きはじめる頃です。旧暦では重陽の節供を迎える頃で、菊で長寿を祈願しました。桜と並んで日本を代表する花である菊は、平安時代に薬草として中国から伝わり、日本で観賞用に改良が重ねられ「和菊」として発展しました。宮中や上流階級で愛好され、江戸時代には庶民の間にも広まり、さまざまな品種が生まれます。
各地で行われる菊まつり。
「仏花」のイメージが強いせいか地味な印象の菊ですが、愛好家は多く、展示会では見事な作品が並びます。一株から何百もの花を一斉に咲かせる「千輪作り」や、つぼみを摘んで一輪を大輪に仕立てる「大菊」など、栽培技術の高さには驚かされます。
職人技といえば、衣装部分を菊の花や葉で飾る菊人形も華やかです。菊人形が有名な祭りとして「二本松の菊人形」(福島県二本松市)、「たけふ菊人形」(福井県越前市)、「笠間の菊まつり」(茨城県笠間市)などがよく知られています。
この頃は新米の出回る季節。
稲刈りの終わった田んぼの風景が、新米の季節を教えてくれます。袋を開けると香るお米のほんのり甘い香り、炊きあがったごはんの艶やかな粒立ち、食欲の秋には欠かせない日本の味です。
おいしそうに炊けたごはんのことを「銀シャリ」といいます。シャリは寿司用語でごはんのこと。「銀」がつくことでぴかぴかと艶よく炊き上がった白いごはんが目に浮かび、なんとも美しい表現です。噛むほどにやわらかな甘みが広がり、普段の食卓が少し特別なものになります。おかずを選ばず、塩むすびにしても格別。秋の花を楽しんだあとは、実りの恵みをゆっくり味わいたいですね
炊飯器を使ったおいしいごはんの炊き方と、土鍋を使って炊く方法をご紹介しています。
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2026年10月13日

