日々の便り

2026年10月18日

虫の音に耳を澄ませる「蟋蟀在戸」。新蕎麦を楽しもう

10月18日からは七十二候の「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」。
秋の虫が戸口で鳴く頃という意味です。今は「蟋蟀」を「こおろぎ」と読みますが、昔は「こおろぎ」のことを「きりぎりす」と呼びました。俳句で「虫」といえば、秋に草むらで鳴く虫たちのことを指す、秋の季語です。

虫の声に耳を澄ませて。
虫の声が幾重にも重なって賑やかな様子を表す「虫時雨(むししぐれ)」や「虫集く(むしすだく)」、暗闇に虫の声だけが浮かび上がる「虫の闇」、昼間でも鳴いている「昼の虫」など、「秋」の風情を表す言葉はたくさんあります。テレビを消して、耳を澄ませば、家のまわりでも小さな音楽家たちの演奏会がはじまっているかもしれません。

蕎麦好きが喜ぶ、新蕎麦の季節。
蕎麦は産地によって夏から秋に収穫されます。夏の新蕎麦を略して「夏新(なつしん)」、秋の新蕎麦を略して「秋新(あきしん)」と呼びますが、一般に「新蕎麦」といえば、秋に収穫された蕎麦をさすことが多いようです。緑がかった美しい色と香りの良さで、江戸の頃から人気の品でした。新蕎麦は秋の季語でもあり、様々な句に詠まれています。

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蕎麦の味わい方は「もり」か「かけ」か。
蕎麦はもともと皿に盛り付けた「もり」蕎麦が基本で、その後、冷たいつゆをぶっかけた「かけ」が現れ、寒い時期に温かいつゆをかけるようになりました。やがて、盛り付ける器によって「ざる」や「せいろ」と呼び分けられ、海苔がのるかどうかなど、店ごとにさまざまな違いが生まれました。蕎麦にはこだわりを持つ人も多いもの。皆さんは「もり」派でしょうか?「かけ」派でしょうか?

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