10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。
「寒露(かんろ)」の次にあたり、露の季節が過ぎると霜へと移り変わり、気温はいっそう冷え込んできます。七十二候でも「霜始降(しもはじめてふる)」に入り、朝の空気にひんやりとした気配が増してきます。
霜は、冷気によって大気中の水分が結晶化し、草木の表面や地面が白く見える現象です。地表の温度が0度を下回ると霜が降ります。雪と同様、気体の水蒸気が一気に固体の霜になるので、霜は地上にできる雪ともいえます。
山里では霜による作物の傷みを防ぐため、警戒が必要な時期でもあります。家の花鉢も、夜は室内に取り込んであげると安心です。
10月23日は旧暦9月13日にあたる「十三夜」。
十三夜の月は、「後(のち)の月」とも呼ばれ、十五夜に次ぐ名月として親しまれてきました。十五夜または十三夜のどちらか一方のお月見しかしないことを「片見月」「片月見」と呼び、縁起が悪いとする昔ながらの言い伝えもあります。
十三夜は栗や豆の収穫祝いでもあり、別名「栗名月」「豆名月」と呼ばれてきました。栗や枝豆を供える習わしがあり、名月を眺めながら栗ごはんや豆料理を楽しむのも、秋らしい豊かなひとときです。
「第78回正倉院展」が奈良国立博物館で開催。
正倉院宝庫では毎年秋に宝物の点検が行われ、その時期に合わせて一般公開されるのが「正倉院展」。今年は10月24日から11月9日までの17日間、約9000件におよぶ宝物の中から選ばれた約60件が出陳されます。そのうちの11件は初出陳で、聖武天皇の遺愛品や、シルクロードの文化を伝える品などがあります。およそ1300年の時を超えて守り伝えられてきた宝物を直接鑑賞できる貴重な機会です。
【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしを彩る年中行事】お月見(十五夜・十三夜・十日夜)
【暮らしのまつり・遊び】秋/正倉院展
2026年10月23日

