2020年08月04日

ひまわり

ひまわりは8月の誕生花にもなっている盛夏の花。真夏の青空に、黄色い大輪の花が映えます。

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■ひまわりの名前の由来
ひまわりは、キク科ヒマワリ属の1年草で、学名の「ヘリアンサス」は「太陽の花」という意味になります。和名も、太陽の動きによって花の向きが変わる向日性があることから「ひまわり」、漢字では「向日葵」と書きます。英語では「Sunflower(サンフラワー)」、フランス語では太陽を意味する「Soleil(ソレイユ)」です。
花ことばは「憧れ」「あなただけを見つめる」。憧れの人から目を離せないかのように、太陽に顔を向けて追っていくひまわりの姿そのものですね。その他「熱愛」「光り輝く」「明るい」などポジティブな花ことばがたくさん。元気の象徴のような花ですね。


■ひまわりの種類
ひまわりといえば、子どもたちが描く絵のような、背の高い茎の先に鮮やかな黄色の大輪の花が咲くイメージがありますが、実は種類が豊富。野生種の他、園芸種が多数あります。色が濃いオレンジや薄い黄色、白などの品種、一重、半八重、八重咲きのものなど、花びらの色、数、形もいろいろあります。有名なゴッホの絵画「ひまわり」シリーズの中のひまわりも様々な色形をしているようです。7~8月は花屋さんの店頭でもいろいろな品種のひまわりを見ることができます。背丈が低い品種は、プランターでも育てられます。


■ひまわりの花は小さな花の集合体
ひまわりの花びらに見える部分はひとつひとつおしべがある花(舌状花)で、濃い茶色に見える中心部分も一つひとつの花(筒状花)からなっています。つまり、ひまわりの大輪の花は2種類の小さい花の集合体というわけです。中心部分の花には、食用にもなるひまわりの種ができます。

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■ひまわりの種と、ひまわりオイル
ひまわりは、1輪につき500個から3000個ほどの種ができます。大きさは1.5cmくらいで、リスやハムスターの餌として知られていますが、とても栄養が豊富です。リノール酸、葉酸、ビタミン、鉄分、食物繊維、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどが豊富に含まれていて、アメリカでは栄養を補助する食品として用いられたりもしています。日本でも、炒って殻を取り除いたものが食用として販売されています。ただし、高カロリーなので食べ過ぎには注意が必要です。
また、その種から搾り取られたひまわりオイルも食用やスキンケアなどに広く活用されています。
食用のオイルは加熱に強く、クセがないのでどんな料理にも使いやすいオイルです。

また、美容のためのオイルは髪や肌の保湿やマッサージオイルとして利用できます。食用と美容のオイルは生成の仕方が違うので、使うときはそれぞれ専用のものにしてくださいね。

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