シロツメクサ

春の草花での遊びといえば、シロツメクサを摘んで花冠や首飾りを作ったり、四つ葉を探したり、白い小さい花が一面に咲く野原で夢中になった方も多いでしょう。ところで、シロツメクサとはどういう植物なのでしょうか。

シロツメクサの名前の由来と特徴

シロツメクサはつる性の植物でマメ科シャジクソウ属の仲間。茎が地面を這って、葉の脇から伸びる花茎の先に球状に花をつけます。花の色がピンク色のアカツメクサなども仲間で、「クローバー」の名のほうがよく知られています。ふつう、小葉は3枚ですが時に4~6枚の小葉をつけることもあり、「四つ葉のクローバー」は幸せを呼ぶとして親しまれています。
シロツメクサは、もとから日本にあった在来種ではありません。漢字では「白詰草」と書きます。これは、江戸時代(1846年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に、ガラスを守る緩衝材として乾燥させたクローバーの花が詰められていたので、「詰め草」と呼ばれるようになりました。これが発芽して定着した帰化植物です。
シロツメクサは、踏みつけられたり、刈り取られたりしてもどんどん再生してくる強さがあり、マメ科の植物の特徴である根粒によって荒地でも繁茂するので、牧草や緑化によく使われています。

シロツメクサイメージ

シロツメクサの花冠の作り方

春の野原でシロツメクサを見つけたら、子ども時代に戻って花冠を作ってみませんか?
作り方をおさらいしてみましょう。

シロツメクサの花冠イメージ

①シロツメクサはできるだけ茎の根元から採り、茎を長くしたほうが編みやすい。
②花のついた茎を3、4本束ね(A)、茎のところへ上から1本加える(B)。Bの茎をAの後ろにくるっと回し、AとBの花の間を通して手前に倒し、茎を重ねる。
③花の位置を詰めて、また、茎のところへ1本加えて、同様にくるっと巻く。これを繰り返して好みの長さになるまで編んでいく。
④長い束が出来たら輪にして、別の花茎で結ぶ。長くはみ出した茎は、輪の中に編みこむ。

どうでしょう。作り方を思い出していただけましたか?
シロツメクサによく似たアカツメクサという赤い花がありますが、これは小葉が花のすぐ下からついているので、編み込みには適していません。

四つ葉のクローバーはなぜ幸せを運ぶといわれているの?

これには様々な説がありますが、有名なものをご紹介します。
・ヨーロッパでは、三つ葉はキリストの三位一体(父なる神/キリスト/聖霊)を表すシンボル。さらに四つ葉は十字架を表しているとして、幸運をもたらすといわれます。
・アメリカでは、四つ葉の花言葉は「Be mine(わたしのものになって)」。1枚1枚に意味があり、「Fame(名声)」「Wealth(富)」「Faithful Lover(満ち足りた愛)」に「Glorious Health(素晴らしい健康)」が加わり、4枚そろって「True Love(真実の愛)」を表すとされています。
・日本では、三つ葉は「希望」「信仰」「愛情」を示し、四つ葉はもう1枚の葉で「幸福」を示すといわれています。
三つ葉のクローバーが幸運を招くのならば、四つ葉はもっと幸せになれる強い力があると信じられたのでしょう。四つ葉のクローバーを見つけると、やはり嬉しくなりますね。

四つ葉のクローバーイメージ

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