日本には、雑節という暦日があります。雑節は、二十四節気や五節供のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。 また、貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっており、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるでしょう。
主な雑節
- 【節分:せつぶん】 立春の前日 (2月3日頃)
- 【彼岸:ひがん】 春分と秋分をそれぞれ中日とする7日間
- 【社日:しゃにち】 春分と秋分に最も近い戊の日
- 【八十八夜:はちじゅうはちや】 立春から88日目 (5月2日頃)
- 【入梅:にゅうばい】 立春から135日目 (6月11日頃)
- 【半夏生:はんげしょう】 夏至から11日目 (7月2日頃)
- 【土用:どよう】 立春、立夏、立秋、立冬の前各18日間
- 【二百十日:にひゃくとおか】 立春から210日目(9月1日頃)
- 【二百二十日:にひゃくはつか】 立春から220日目 (9月11日頃)