七草粥

お正月7日「人日の節供」に邪気を払うために食べるのが「七草粥」です。
古代中国では元旦から7日目に人を占い、刑を行わず、7種の若菜を粥に入れて無病息災を願っていました。この風習が日本へ伝わり、日本古来の若草摘みという風習と結びついて七草粥となり、江戸時代に公式行事となりました。本来は7日の朝に食べるもので、前日の夜、未婚の乙女が摘んだ七草が「吉」とされていました。

旧暦1月7日は今の2月。早春にいち早く芽吹く春の七草の生命力にあやかって、無病息災を祈る七草粥。ぜひ家族みんなで食べて、健やかな1年を祈りましょう。

七草粥イメージ

七草粥の作り方

お正月につい、いろいろ食べ過ぎて疲れた胃を休ませるのに、七草粥はぴったりです。
市販の「七草セット」を使えば簡単ですので、ぜひ作ってみましょう。

【材料】(4人分)
米1カップ、七草セット 1袋、塩少々

【作り方】
①といだ米を5~7合の水に30~60分ほどつけておく。
②厚手の鍋に①を入れてふたをし、強火にかける。
③沸騰したら弱火にし、ふたを少しずらして吹きこぼれないように弱火にし、さらに煮る。
※焦げ付かないように火加減に注意!
④40~60分ほどして米がやわらかくなったら、七草を細かく刻んで入れる。
⑤塩少々を入れて味を整え、火を止め、ふたをしてしばらく蒸らす。

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