日々の便り

2015年11月28日

知っておきたい、お歳暮の由来とマナー

11月29日は三の酉。今月3回目の酉の市が開かれます。
酉の市とは、鷲(大鳥)にまつわる神社で11月の酉の日に開かれる露店市です。大酉祭(おおとりまつり)、お酉様(おとりさま)などともいわれ、熊手や招き猫などの縁起物を買い、一年の無事と来る年の福を願います。
酉の日は12日ごとに回ってくるので、1回目を一の酉、2回目を二の酉といいますが、今年のように11月に3回巡ってくる年もあり、三の酉まである年は火事が多いともいわれています。「火の用心」を心掛けましょう。

さて、年末が近づき、そろそろお歳暮の時期ですね。日頃お世話になっている方に、1年の感謝を込めて何を贈ろうかとあれこれ悩んだりしますが、このお歳暮の習慣はどのような形で始まったのでしょうか。

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もともとは「歳暮の礼」といい、年の瀬に嫁いだ娘や分家の者がお正月の供物を本家に届けたのが始まりです。祖先の霊に供えるため、塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などを届けました。その後、年末に帰省できない子どもや遠方に住む親戚が、祖先の霊や年神様(新年の神様のこと)に供える供物を本家に贈るようになり、やがて、日頃お世話になっている親類や上司などにも贈られるようになりました。

お歳暮を贈る場合は、12月上旬から25日ごろまでに先方に届くようにしましょう。
お歳暮の贈り方のお約束も知っておきたいもの。お歳暮のマナーをご紹介しています。


【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの作法】お歳暮
https://www.i-nekko.jp/saho/tayori/oseibo/

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