日々の便り

2015年12月30日

大晦日の風習、年越しそばのネギにも意味がある!?

12月31日は「大晦日」。月末最後の日を晦日(つごもり、みそか)と呼ぶので、一年最後の晦日を「大つごもり」ともいいます。

昔は、大晦日は寝ないで年神様を待つ日とされていました。うっかり寝てしまうと、なんと「しわが増える」「白髪が増える」という言い伝えがあるそうです!毎年寝てしまっていた私は大ショックです。どうしても眠くなったら、「寝る」のではなく「稲積む(いねつむ)といえば魔力から逃れられるそうなので、寝てしまう派の方はぜひ「稲積む」とつぶやいてくださいね。

また、年越しの風物詩といえば「除夜の鐘」。年神様を迎える前にお祓いとして、怒りや嫉妬など人間にある108の煩悩を鐘の音で払うため108回つくといわれています。他に十二か月と二十四節気と七十二候を合わせた数で108という説もあります。一般的には、107回は旧年の内につき、残りの1回は新年につくそうです。

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そしてもう一つの風物詩は「年越しそば」。月末にそばを食べる「みそかそば(晦日蕎麦/三十日蕎麦)」という風習が大晦日だけに残ったもので、江戸時代の町人の間で始まったといわれます。そばのように細く長く長寿であるようにと願って食べます。薬味のねぎは「ねぐ」といって「祈る」「労う」という意味もあるそうですから、この際いっぱい入れましょう。

2015年もあっという間に過ぎましたが、この一年、「暮らし歳時記」のサイト及びFacebookをご覧いただいた皆さま、たくさんの「いいね!」やシェアを本当にありがとうございます。来年も「私の根っこプロジェクト」をどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

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