日々の便り

2022年10月18日

七十二候「蟋蟀在戸」。秋桜(コスモス)は秋の風物詩

10月18日からは七十二候の「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」。秋の虫が戸口で鳴く頃という意味です。今は「蟋蟀」を「こおろぎ」と読みますが、昔は「こおろぎ」のことを「きりぎりす」と呼びました。「りーりーりー」と鳴く虫の声に、秋の深まりを感じます。

さて、コスモスの花が咲く頃となりました。秋に咲き、桜の花に似ていることから、和名は「秋桜(あきざくら)」。大ヒットした歌謡曲のタイトルから「秋桜」と書いてコスモスと読むようになったとか。

202210_cosmos_pixta_33804549_S.jpg

原産地はメキシコの高原地帯で、明治初期に持ちこまれた外来種ですが、秋の季語になるほど広く親しまれています。最近は早生の種類も多く、6月頃から咲いている品種もありますが、一番ポピュラーな品種の開花のピークは9月から10月頃です。
細い茎がゆらゆらとして一見弱そうに見えますが、実はとても生命力が強い花。日本各地に群生地があり、名所といわれるところもたくさんあります。
秋の行楽のひとつとして、コスモス畑に出かけてみてもいいですね。


【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしの中の歳時記】秋桜(コスモス)

ページトップへ