日々の便り

2025年09月28日

虫たちが冬支度「蟄虫坏戸」。秋の味覚「秋刀魚」を堪能

今日から七十二候では「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」です。
虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃という意味で、冬ごもりの支度をする時期です。戸をふさいで隠れてしまった虫たちは、来年の春、啓蟄(けいちつ)の頃までお休みします。

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さて、今が旬の魚といえば「秋刀魚」。太平洋で獲れた産卵前の秋刀魚は脂がのっていて、塩焼きにぴったり。家庭ではグリルで焼くことになりますが、できれば炭火で焼くのが最高です。煙の中からなんとも香ばしい香りが立ちのぼります。この季節にはぜひ堪能したい日本の秋の味覚ですね。鮮度の良い秋刀魚の見極め方はこちらをご覧ください。
【旬の味覚と行事食】秋/秋刀魚

そして、焼きあがった秋刀魚に、必ずといって良いほど添えられる青くて小さな「すだち」。青魚や大根おろしのにおいに負けない強い香りと、さわやかな酸味で、脂ののった秋刀魚のおいしさを引き立てます。同じような柑橘類に「かぼす」があり、同じころに出回っているので「どっちがすだち?かぼす?」と悩むこともあるかもしれませんね。かぼすもジューシーでおいしいものですが、秋刀魚にはすだちがおすすめ。すだちとかぼすの見分け方や味わいの違い、楽しみ方などをご紹介します。
【旬の味覚と行事食】すだちとかぼす


【季節のめぐりと暦】七十二候
【旬の味覚と行事食】秋/秋刀魚
【旬の味覚と行事食】すだちとかぼす

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