日々の便り

2022年11月12日

七十二候「地始凍」。古来、食されていた「海苔」とは

11月12日から、七十二候では「地始凍(ちはじめてこおる)」になります。大地が凍り始める頃という意味で、霜が降りたり、霜柱が立ったり、水たまりに氷が張ったりし始めます。11月に入り、朝晩はけっこう冷えるようになりました。アスファルトばかりの都会では霜柱を踏む機会もありませんが、子どもの頃、霜柱を踏んだときのあのサクッとした感触がなんとも気持ち良かったものです。

さて、海苔は、海苔巻やおにぎりなど、ごはんと共にいただくのはもちろん、和え物や日本蕎麦など様々な料理のおいしさを引き立ててくれる、私たちの食卓には欠かせない食品です。昔は貴族だけが口にできる高級品でしたが、江戸時代以降、養殖技術が進み、品質の良い海苔が安定供給されて誰でも食べられるようになりました。

202211_norigohan_pixta_72583706_S.jpg

海苔を食べるのは日本や韓国、中国などですが、世界的な和食人気で欧米でも食べられるようになりました。私たちはいつも何気なく海苔を食べていますが、そもそも海苔とはどんな食品なのでしょうか。海苔のできるまでや、意外と豊富な海苔の栄養、海苔を湿気から守る保存法など、海苔の豆知識をご紹介します。
【食の歳時記・旬の味】冬/海苔

【季節のめぐりと暦】七十二候
【食の歳時記・旬の味】冬/海苔


ページトップへ