日々の便り

2025年05月31日

七十二候「麦秋至」。新にんにくの出回る頃

5月31日から、七十二候では「麦秋至(むぎのときいたる)」になります。
季節は梅雨にさしかかるところですが、麦の穂が実りはじめる頃なので、麦にとっては実りの秋に相当します。「麦秋(ばくしゅう)」は夏の季語で、黄金色の波のように穂を揺らす風を「麦の秋風」といいます。

このところ暑かったり寒かったり、雨もよく降り、季節の変わり目は天気も不安定ですね。「衣替え」の時期ですが、全てを入れ替えず、調節できる衣類を残しておくのが良さそうです。「衣替え」は季節感を大事にする日本ならではの風習です。衣類だけでなく、カーテンやスリッパ、ソファカバーや座布団カバーなど、家のあれこれも衣替えすると、気分も変わって快適です。衣替えの由来や、虫干し、洗濯のポイントなどをご紹介しています。
【暮らしの知恵/着るもの】衣替え

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さて、5月半ばごろから新にんにくが出回りはじめます。にんにくは、独特の香りで料理の味を引き立ててくれます。食欲も刺激されて、疲れを感じるときに、にんにくたっぷりの料理を食べると元気が出るという方も多いはず。世界中で古くからスタミナ食として用いられてきた歴史があり、古代エジプトはピラミッド建設の際にも、労働者や奴隷が苛酷な労働に耐えるため、毎日にんにくを食べていたといわれます。にんにくの豆知識や保存方法などをご紹介します。季節の変わり目の不調などは、にんにくパワーで吹き飛ばしましょう。
【旬の味覚と行事食】夏/にんにく


【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしの知恵/着るもの】衣替え
【旬の味覚と行事食】夏/にんにく

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