日々の便り

2025年07月28日

七十二候「土潤溽暑」。天気変化もわかる"夏の雲"のまめ知識

七十二候では、7月27日から「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」になります。土がじっとりとして蒸し暑くなる頃。蒸し暑いことを「溽暑(じょくしょ)」と言います。まさに今の暑さを表していますね。

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さて、日差しがまぶしい夏、見上げると抜けるような青空にぽっかりと白い雲が。
夏の雲といえばもくもくと空高く湧き上がる「入道雲」や「わた雲」「雷雲」「かなとこ雲」などがあります。夏にだけみられるわけではありませんが、夏に発生しやすい雲です。

入道雲は発達した積乱雲のこと。地表や海面が温められてできる上昇気流にのって水蒸気が集まり、大きな積乱雲を作り出します。夏は午前中に地面が熱され、午後に上昇気流がピークになるので、午後2時ごろからが最も入道雲が発達しやすい時間です。 雲の成長を観察してみるのも面白いですね。

積乱雲が成長しすぎると、雷雲やかなとこ雲になります。雲を見ると天気の変化を予想することもできます。雷やゲリラ豪雨、突風など天気の急変も多い夏。夏の雲のまめ知識を知っておくと良いですね。
【暮らしのまつり・遊び】夏/夏の雲


【季節のめぐりと暦】七十二候
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