8月11日は「山の日」。日本の国土の大半は山であり、日々多くの山の恩恵を受けて生活しています。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを目的に、国民の祝日「山の日」が設けられました。
8月11日になったのは、大人も子供も、こぞって山に親しみ、山を考える日になるように、お盆休みや夏休みの時期にあたる日が選ばれたから。「八」の字が山の形にみえるため「8」、木が立ち並ぶイメージから「11」と山にまつわる意味もあるそうです。
8月12日から七十二候では「寒蝉鳴(ひぐらしなく/かんせんなく)」になります。「寒蝉」とは秋を告げる蝉のことで、蜩(ひぐらし)が鳴きはじめるという意味。蜩が「カナカナ・・・」と鳴くのは、朝や夕方など涼しい時間帯。夕暮れに鳴くので「日暮し」と呼ばれるようになったそうです。
ただ、今年はあまり蝉の声が聞こえません。種類にもよりますが、蝉が鳴くのは、時間帯や気温、明るさなどが影響しているそうです。今年も危険な暑さといわれています。街中では昼間はもちろん夕方から夜にかけても気温があまり下がらないので、蝉たちも鳴けずにいるのでしょうか。
そして8月15日は月遅れのお盆。8月13日がお盆の入り(迎え盆)となります。お盆の慣わしは多様ですが、一般的には、盆棚を設え、お墓参りに行って、先祖の霊を招くために迎え火を焚きます。さまざまなお盆の風習についてはこちらをご覧ください。
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2025年08月11日